「セルフオーダーシステムを導入したいけど、本当にメリットがあるのか知りたい…」
「種類がいくつかあるみたいだけど、どのタイプが自分の店に合うの?」
「初期費用や運用コストが気になる…」
そう考える方も多いのではないでしょうか。
セルフオーダーシステムは、飲食店の業務効率化や人件費削減、客単価向上に役立つ一方で、導入にはコストや運用面の課題もあります。だからこそ店舗に合ったシステムを選ぶことが重要です。自店に合ったシステムを導入すれば、売上アップや顧客満足度向上につながる可能性が高いです。
この記事では、セルフオーダーの仕組みや種類、導入のメリット・デメリット、システム導入の進め方について詳しく解説します。
セルフオーダーシステムの仕組み
セルフオーダーシステムは、店員を通さず機械などを使いお客様が自分で注文するシステムのことです。
専用のアプリやQRコード、または店内のタブレットや券売機など、店舗が指定する方法で商品の選択や注文ページへアクセスし、注文をします。
ここでは、セルフオーダーの種類や、なぜ飲食店で導入が進んでいるのかを解説します。
飲食店でセルフオーダーの導入が進む背景
最近、多くの飲食店でセルフオーダーシステムが導入されています。
その背景には、人手不足や業務の効率化といった課題があります。飲食業界では、スタッフの確保が難しくなっており、少ない人数でも店舗をスムーズに回すために、注文のやり取りを自動化する動きが広がっています。
また、セルフオーダーの利用者も年々増えています。株式会社リクルートの調査によると、セルフオーダーを利用したことがある人は2021年の26.0%から2024年には57.1%まで増加しており、今では2人に1人以上が経験しているというデータが出ています。
実際に、飲食店の経営者の80.8%がデジタルツールの導入で何らかの効果を実感しており、特に「セルフオーダーやスマホオーダーで人手不足が解消された」と感じている割合は50.0%にのぼります。
参考:
外食店利用時の注文ツールの利用実態・意向調査|株式外会社リクルート
飲食店経営者のDXに対する興味・関心と導入状況の実態調査|株式会社リクルート
さらに、コロナ禍をきっかけに非接触サービスのニーズが高まったことも導入の後押しになりました。従来のように店員と直接やり取りするのではなく、スマホやタブレットを使って注文できるため、スムーズな対応ができるだけでなく、接触機会を減らすことも可能です。
また、最近ではスマートフォンやタブレットの操作に慣れている人が増えたことも影響しています。調査によると、テーブルに設置されたタブレットでの注文(テーブルトップオーダー)の利用率は78.9%、スマホでのモバイルオーダーは48.8%と、幅広い世代が利用していることがわかります。
参考:外食店利用時の注文ツールの利用実態・意向調査|株式外会社リクルート
このように、人手不足の解消、非接触サービスの需要、デジタルツールの普及が進んだことで、セルフオーダーシステムを導入する店舗が増えているのです。
セルフオーダーの種類
セルフオーダーシステムには、大きく分けて3つのタイプがあります。
- タブレット型テーブルオーダー
- スマホ型(QRオーダー)
- キオスク型(券売機方式)
それぞれの特徴を理解し、店舗に最適な方法を選ぶことが重要です。
タブレット型テーブルオーダー
タブレット型テーブルオーダーは、各テーブルに専用のタブレット端末を置き、お客様が自分で操作して注文できるシステムです。ファミレスや回転寿司などでよく使われています。
タブレット型テーブルオーダーのメリットは、お客様が好きなタイミングで注文できることです。料理の写真や説明が画面に表示されるので、メニューが選びやすく、追加注文もしやすくなります。その結果、客単価アップにもつながることが多いです。また、スタッフが注文を聞きに行く手間が省けるので、少ない人数でも店舗を回しやすくなるのもポイントです。
最近のシステムには、割り勘計算ができる機能がついているものもあります。合計金額を自動で人数分に割って表示してくれるので、お客様同士で計算する手間が省け、レジでの会計もスムーズです。会計に並ぶ時間が短くなれば、回転率の向上にもつながります。
デメリットとしては、導入コストがかかることです。タブレットの台数をテーブル分そろえることや、メンテナンスに高額なコストがかかります。また、タブレットの操作に慣れていないお客様には、スタッフが使い方を説明する場面も出てくるでしょう。
スマホ型(QRオーダー)
スマホ型のセルフオーダーは、QRコードを読み取って、お客様自身のスマートフォンで注文を行うシステムです。各テーブルに設置されたQRコードをスキャンすると、専用の注文ページが表示され、そこからメニューを選んで注文できます。最近では、居酒屋やカフェ、回転寿司など、幅広い業態の店舗で導入が進んでいます。
メリットは、専用端末が不要なため、導入コストを抑えられることです。お客様自身のスマホを使うので、タブレットの故障や消毒の手間もかかりません。
さらに、多言語対応のシステムが多く、インバウンド需要にも対応しやすいのが特徴です。注文画面の言語を選べるようになっているので、外国人観光客がメニューを理解しやすくなり、注文ミスの防止にもつながります。
デメリットとしては、スマートフォンを持っていないお客様には店員が直接注文を取らなくてはならないことです。また、端末によって操作が異なることがあるため、デジタル機器が苦手な方にとっては使いづらいことです。さらに、ネット環境に依存するため、Wi-Fiの接続が不安定だと動作が遅くなることもあります。
キオスク型(券売機方式)
キオスク型のセルフオーダーは、店舗の入口や店内に設置されたタッチパネル式の券売機を使って注文と決済を行う方式です。ラーメン店や牛丼チェーン、フードコートなど、注文と会計を素早く済ませたい店舗でよく使われています。
メリットは、スタッフの業務負担を大幅に減らせることです。お客様が自分でメニューを選び、券売機で決済まで完了するため、スタッフが注文を取る必要がありません。
また、現金・クレジットカード・電子マネー・QR決済など、多様な支払い方法に対応している機種も多く、お客様の利便性が向上します。
デメリットとしては、まず導入コストが高いことが挙げられます。券売機の本体価格は50万〜250万円ほどかかり、さらに周辺機器の費用が10万〜20万円程度かかることもあります。
加えて、システムを安定して使い続けるためには、月1万〜3万円の保守費用も発生するため、導入にはまとまった予算が必要です。機械の操作に不慣れな方や年配のお客様にとっては使い方がわかりにくいという場合も多く、店舗が混雑する時間帯には、券売機の前に列ができやすいという課題もあります。
ピーク時のスムーズな運用を考えて、券売機の台数を増やしたり、モバイルオーダーと組み合わせたりする工夫が必要です。
システム構築に必要な機器とネットワーク環境
セルフオーダーシステムを導入する場合に必要な機器は以下のとおりです。
- 専用端末
- ハンディターミナル
- インターネット回線とWi-Fiルーター
- POSシステム
- キッチンディスプレイ・キッチンプリンター
それぞれ解説していきます。
専用端末
セルフオーダーシステムには、注文用の専用端末が必要です。タブレット型のシステムでは、各テーブルに専用のタブレットを設置するのが一般的です。
一方、QRコードを利用したスマホオーダーなら、専用端末を用意する必要がなく、低コストで導入できるというメリットがあります。
タブレットを導入する場合は、画面サイズやスペックの選定が重要です。
推奨されるスペックの目安としては、以下のような条件が挙げられます。
- 画面サイズ:10.1インチ以上(メニューが見やすく、操作しやすい)
- 対応OS:iPadの場合は5th(2017)以降、Androidの場合はOS 9 以降
- CPU:8コア以上(パソコンの頭脳と言われ数値が大きいほど動作がスムーズ)
- メモリ:2GB以上
また、飲食店では飲み物や料理がこぼれる可能性があるため、防水・防塵仕様の端末を選ぶと故障リスクを抑えられます。さらに、定期的なメンテナンスやアップデートが必要になるため、管理しやすいモデルを選ぶことが大切です。
ハンディターミナル
ハンディターミナルは、スタッフが持ち歩いて注文を入力できる端末です。小規模店舗から大型チェーン店まで、多くの飲食店で採用されており、注文を入力すると、すぐにキッチンへ送信される仕組みになっています。これにより、オーダーの伝達がスムーズになり、提供までの時間を短縮できます。
また、ハンディターミナルにはさまざまな種類があり、タッチパネル型やスマートフォン型のものも増えています。例えば、「スマセル」のクラウドPOSシステムでは、スマートフォン型の端末を採用しており、初めて使う人でも直感的に操作しやすいのが特徴です。
さらに、ハンディターミナルの中には、注文やレジ処理だけでなく、売上計算や在庫管理などの機能を備えたものもあります。特に、多機能な端末を導入すれば、経理処理の負担を軽減できるため、飲食店の業務全体を効率化するのに役立ちます。
インターネット回線とWi-Fiルーター
セルフオーダーシステムの運用には、高速で安定したインターネット環境が必要です。特に、タブレット型やスマホ型のセルフオーダーでは、通信が遅いと注文が正常に送信されず、業務に支障が出ることがあります。
そのため、光回線の導入に加えて、業務用のWi-Fiルーターとアクセスポイントを適切に設置することが重要です。
例えば、以下の機器が必要となります。
- VPNルーター(通常の飲食店舗用Wi-Fiルーターでは処理能力が不足し、通信が不安定になる可能性があるため)
- 無線アクセスポイント(タブレット5台ごとに1台追加が必要)
タブレットを20台導入する場合は、アクセスポイントを4台設置することで、通信環境が安定しやすくなります。
また、スマホ型(QRオーダー)を導入する場合も、お客様のスマートフォンがスムーズに接続できるよう、Wi-Fi環境を整備しておくことが大切です。店内にWi-Fiの接続案内を設置しておくと、お客様がすぐに利用できるでしょう。
POSシステム
POSシステムの「POS」とは、「Point of Sale」の頭文字をとったもので、売上の情報を管理するシステムのことです。日本語では「販売時点情報管理システム」と呼ばれ、商品が販売された時点で、店舗名や時間、商品、価格、数量などのデータをリアルタイムで記録し、集計できる仕組みになっています。
セルフオーダーシステムとPOSシステムを連携させることで、注文から会計までの業務を一括管理できるため、スタッフの負担を大幅に減らせます。
例えば、お客様がタブレットやスマホで注文すると、その内容がリアルタイムでPOSレジに反映されるため、レジでの打ち直しが不要です。会計ミスを防げるだけでなく、レジ業務の効率化にもつながります。
また、POSシステムを活用すると、売上分析や人気メニューの把握がしやすくなります。注文データをもとに、どのメニューがよく売れているのか、時間帯ごとの売上傾向はどうかといった情報を簡単に確認できるため、店舗運営の改善にも役立ちます。
キッチンディスプレイ・キッチンプリンター
キッチンディスプレイやキッチンプリンターは、厨房での注文の管理をスムーズにするための機械です。セルフオーダーシステムと連携させることで、オーダーミスを防ぎ、料理の提供速度を早められます。
キッチンディスプレイ
キッチンディスプレイは、厨房に設置されたモニターに注文内容をリアルタイムで表示します。紙の伝票を使わずに、画面上で注文の順番や優先度を確認できるため、忙しい時間帯でもスムーズに調理できます。
また、ホールスタッフと情報を共有できるのもポイントです。どの料理が出来上がったかをホール側でも把握できるため、「どの注文がまだ提供されていないのか」を確認しやすくなり、配膳のミスも減らせます。
キッチンプリンター
キッチンプリンターは、注文が入ると自動で伝票を印刷する機器です。紙の伝票を使うことで、ディスプレイを見続けなくても、キッチンスタッフがすぐに調理に取りかかれるのがメリットです。
特に、フードコートやテイクアウトの店舗では、キッチンプリンターが便利です。例えば、注文番号を印刷した伝票をお客様に渡しておけば、料理が完成したときにスムーズに受け渡しができます。
店舗のスタイルに合わせて、キッチンディスプレイとキッチンプリンターを使い分けるのがポイントです。
- 注文数が多く、調理工程が複雑な店舗は、キッチンディスプレイの方が向いています。オーダーの流れを一覧で管理できるので、調理の進捗がわかりやすくなります。
- 小規模店やテイクアウト専門店なら、キッチンプリンターの方が簡単に運用できます。キッチンディスプレイよりも省スペースで設置でき、配線もシンプルなためです。また、紙の伝票で指示を確認できれば、新人スタッフでも把握しやすく、ミスの軽減にもつながります。
セルフオーダー導入で実現する4つのメリット
セルフオーダーを導入することによって得られる4つのメリットは以下のとおりです。
- 少人数でも高品質なサービスを提供
- オーダーの聞き間違いや入力ミスの軽減
- 注文機会損失の防止・客単価アップ
- 予約から会計までの業務を一元管理で効率化
詳しく解説します。
少人数でも高品質なサービスを提供
セルフオーダーシステムを導入すると、お客様自身がタブレットやスマホで注文するため、スタッフは注文対応に追われることなく、配膳や接客といった他の業務に集中できるようになります。スタッフの業務量が減ることで、少人数でもスムーズに店舗を回せるようになります。
また、セルフオーダーシステムのデータを活用することで、繁忙時間の分析が可能になります。どの時間帯に注文が集中するのかを把握し、それに合わせてスタッフ配置を考えることで、効率的な運営ができるようになります。
オーダーの聞き間違いや入力ミスの軽減
手書きや口頭での注文では、スタッフが聞き間違えたり、POSレジに入力する際にミスをしたりすることがあります。特に、忙しい時間帯や新人スタッフの多い店舗では、オーダーミスが発生しやすくなります。
セルフオーダーシステムを導入すると、お客様自身がタブレットやスマホで直接注文を入力するため、聞き間違いや伝達ミスを防げるのが大きなメリットです。さらに、注文内容がそのままPOSシステムやキッチンディスプレイに送信されるため、手入力の必要がなくなり、スタッフの作業負担も軽減されます。
また、セルフオーダーシステムでは、注文内容をお客様自身が確認できるため、間違いがあった場合でも修正が簡単にできるという利点もあります。例えば、「うっかり違うメニューを選んでしまった」「オプションの設定を間違えた」といった場合でも、注文確定前に修正できるため、お客様も安心して利用できます。
注文機会損失の防止・客単価アップ
飲食店では、「追加注文をしたいけれど、スタッフを呼ぶのが面倒」「忙しそうで声をかけづらい」といった理由で、注文を諦めてしまうお客様も少なくありません。
セルフオーダーであれば、お客様自身が好きなタイミングで注文できるため、追加注文しやすくなり、結果として客単価アップが期待できます。
例えば、居酒屋や焼肉店などで、飲み物やサイドメニューを気軽に追加しやすくなることで、一人あたりの注文額が増えるケースが多く見られます。
さらに、「おかわり機能」を搭載したシステムでは、一度注文したドリンクや料理をワンタップで再注文できるため、迷うことなくスムーズに追加注文できます。こうした機能を活用することで、お客様の利便性が向上し、売上のアップにつながるでしょう。
予約から会計までの業務を一元管理で効率化
セルフオーダーシステムを導入すると、予約・注文・配膳・会計の流れをスムーズに管理できるようになります。特に、予約システムやPOSレジと連携させることで、業務の一元管理が可能になり、スタッフの負担が大幅に軽減されます。
セルフオーダーのデータがそのままPOSレジに連携されることで、会計時の手入力が不要になり、精算のスピードが上がるのも大きなポイントです。
また、キャッシュレス決済との相性が良いのもセルフオーダーの特徴です。セルフオーダーシステムとキャッシュレス決済やセルフレジを組み合わせることで、会計時の混雑を解消できます。
セルフオーダーのデメリット
セルフオーダーシステムには多くのメリットがありますが、導入にはデメリットや課題もあります。
- 初期費用やランニングコストの負担
- 導入までに一定の期間が必要
- 写真撮影と画像管理の手間がかかる
- 接客機会の減少
- IT機器が苦手な方のトラブルやクレームの増加
- システムトラブルによる売上機会の損失
詳しく解説します。
初期費用やランニングコストの負担
セルフオーダーシステムの導入には、タブレットや券売機、Wi-Fi環境の整備など、まとまった初期投資が必要です。例えば、タブレット型なら1台数万円〜数十万円、券売機型なら50万〜250万円かかることがあります。さらに、毎月の保守費用(1万〜3万円程度)や、ソフトウェアのアップデート、インターネット回線の維持費なども発生します。
導入までに一定の期間が必要
セルフオーダーの導入には、機器の選定や設定、スタッフの研修などの準備が必要です。特に、これまでの業務の流れを変える場合は、事前に使い方を覚える時間をつくる必要があります。
導入までの期間は、申し込みから約1週間~1カ月ほどが目安です。ただし、店舗の通信環境や配線工事の必要有無によって変わるため、事前に確認しておくとスムーズに進められます。
写真撮影と画像管理の手間がかかる
セルフオーダーを導入する際は、料理の写真や説明を登録する作業が必要です。特に、見た目が重要な料理は、美味しそうな料理の写真を用意することで注文数が増えることもあります。
また、季節限定メニューや新商品を頻繁に追加する店舗では、写真の撮り直しやデータの更新が手間になることがあります。自分で撮影するのが難しい場合は、プロのカメラマンに依頼するのもおすすめです。撮影費用は3万円~20万円程度が相場ですが、クオリティの高い写真を用意することで、長期的に見ても売上向上につながる可能性があります。
接客機会の減少
セルフオーダーを導入すると、お客様とスタッフが直接やり取りする機会が減るため、「接客の質が下がった」と感じるお客様もいるかもしれません。特に、常連のお客様との会話や、きめ細やかなサービスを大切にしている店舗では、接客の温かみが薄れることが課題になります。
また、スタッフには新しい役割が求められるようになります。接客が少なくなる分、機器のトラブル時の対応や、セルフオーダーの使い方についての問い合わせ対応が必要です。そのため、スタッフの研修や対応マニュアルの準備が重要になります。
IT機器が苦手な方のトラブルやクレームの増加
特に年配のお客様や、デジタル機器に不慣れな方にとって、セルフオーダーの操作はわかりにくく、ストレスになることがあります。実際に、「画面の操作が難しい」「うまく注文できない」といった声が上がることも少なくありません。
また、操作方法に関する問い合わせや、誤操作によるトラブルが増える可能性もあります。こうした問題を防ぐために、スタッフが使い方をサポートできる体制を整えることが大切です。画面の文字を大きくする、説明をシンプルにするなど、誰でも使いやすい工夫をすることがスムーズな運用につながります
システムトラブルによる売上機会の損失
セルフオーダーシステムは機器や通信環境に依存するため、機械やソフトウェアの不具合が発生すると、店舗の運営に大きな影響を与える可能性があります。
特に、インターネットの接続が不安定な場合、注文が送信できなくなったり、決済がスムーズに進まなかったりすることもあります。ピーク時にこうしたトラブルが起こると、お客様の待ち時間が長くなり、注文を諦めてしまうケースも考えられるでしょう。
こうしたリスクを減らすために、紙のメニューを用意する、店員から直接注文を受けられる仕組みを準備しておくなど、トラブル時の対応策を決めておくことが重要です。
手軽に導入できるセルフオーダーシステム「スマセル」
「スマセル」は、飲食店が抱える人手不足やインバウンド集客といった課題を改善し、店舗運営を効率化するセルフオーダーシステムです。管理画面がわかりやすく、直感的な操作ができるため、導入後も安心して利用できます。ここでは、「スマセル」の特徴や機能について解説します。
メニュー写真の準備が不要なプリセット機能搭載
通常のセルフオーダーシステムでは、料理の写真を登録する手間が発生します。特に、頻繁にメニューを変更する店舗では、写真を撮り直したり、更新作業を行ったりする負担が大きくなります。
「スマセル」では、管理画面の「スマセル商品管理」機能にプリセット画像(ドリンクやライスなど)が用意されており、定番メニューであればすぐに登録可能です。これにより、写真を用意しなくてもセルフオーダーをすぐに導入でき、手間を削減できます。
多言語メニューでインバウンド対応も安心
訪日外国人の増加に伴い、多言語対応は飲食店にとって重要なポイントです。しかし、外国語のメニューを作成するのは手間や時間がかかるため、対応が難しいと感じる店舗も多いでしょう。
「スマセル」は多言語に対応しており、ボタン1つでメニューを外国語に切り替えられます。言語の上限がないため、英語・中国語・韓国語・イタリア語以外にも、来店するお客様の傾向に合わせた言語を登録できます。
また、言語の切り替えはトップ画面でいつでも可能なため、注文の際初めて見た方でも簡単に言語の切り替えができます。
まとめ
セルフオーダーを導入すると、少人数でも効率的な運営ができ、注文ミスの防止や売上アップにつながります。予約や会計の管理も一元化でき、スタッフの負担を減らせるのも大きなメリットです。
一方で、初期費用やランニングコストがかかるほか、システムトラブルや接客機会の減少といった課題もあります。導入前に、自店の環境や客層に合ったシステムを選び、トラブル時の対応策を準備することが重要です。
「スマセル」なら、メニュー写真の準備不要なプリセット機能や多言語に対応しているため、スムーズに導入できます。セルフオーダーの導入を検討している方は、費用や機能を確認し、最適な方法を選びましょう。「スマセル」の詳細については、お気軽にお問い合わせください。