飲食店のPOSシステムを比較!
おすすめ6選と失敗しない選び方

POSシステム

飲食店向けPOSレジは、会計業務から売上分析まで幅広く活用できる、店舗運営に欠かせないシステムです。

近年はクラウド型やタブレット型など多様なシステムが登場しており、選択の幅が広がりました。一方で、「自店に最適なPOSシステムを選ぶ基準が分からない」「機能や料金体系の違いを理解しきれない」といった課題を抱える経営者も少なくありません。

そこで本記事では、6つの飲食店向けPOSシステムを比較し、料金・機能・使いやすさの観点から最適な選び方と導入メリットをわかりやすく解説します。

飲食店に特化したPOSシステムとは?


飲食店特化型POSシステムには、業界のニーズに合わせた以下の3つの特徴があります。

  • 多様なキャッシュレス決済への対応
  • リアルタイム売上分析・顧客管理
  • オーダー管理機能による業務の効率化

上記の機能により、従来の会計処理だけでなく、顧客満足度の向上や経営効率の改善まで一体的なサポートが可能です。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

多様なキャッシュレス決済への対応

飲食店向けPOSシステムの特徴の一つが、クレジットカード決済をはじめとした多様なキャッシュレス決済への対応です。

POSレジと決済機能を連携させることで、お客様は現金を使わずに支払いができ、レジ待ち時間の短縮や会計ミスの防止にもつながります。さらに、ポイント機能との組み合わせができるため、リピーターの獲得に有効です。来店回数に応じた特典を提供することで、お客様の満足度と再来店率を高め、店舗の売上向上につなげられます。

LINEと連動することで、スマートフォンをポイントカード代わりに活用できるPOSシステムもあり、紙のカードを持ち歩く必要がなくなります。

リアルタイム売上分析・顧客管理

飲食店におけるPOSシステムの大きな強みの一つは、売上や在庫、顧客情報をリアルタイムで把握・管理できることです。

売上データは日別・時間帯別・メニュー別に集計されるため、メニューの売れ行きや時間帯を把握できます。

例えば、ランチタイムの人気メニューや、売上が落ち込んでいる時間帯を特定し、キャンペーンやメニュー改定に活用することで、売上改善のヒントが得られます。商品の在庫状況もリアルタイムで確認できるため、欠品による販売機会の損失や、在庫過多によるコストの無駄を防ぐことができます。店舗の状況を数値で把握することで、経営者は感覚に頼らず、データに基づいた経営判断を行うことが可能です。

また、顧客情報の登録や来店履歴の管理、ポイントカードや会員制度の運用といった顧客管理機能も充実しています。データを活用することで、常連客への特典提供やリピート促進の施策を効率的に実施でき、顧客満足度の向上と売上拡大の両方を実現できるのです。

オーダー管理機能による業務の効率化

飲食店の現場では、注文の正確さとスピードが顧客満足度を大きく左右します。

POSシステムに搭載されたオーダー管理機能を活用すれば、ホールスタッフが受けた注文が瞬時にキッチンに伝わり、調理から配膳までの流れがスムーズになります。また、注文ミスや配膳の遅れを大幅に減らすことも可能です。

特に近年は、QRオーダーシステムとの連携が進んでいます。お客様が自身のスマートフォンでQRコードを読み取り、メニューを確認してそのまま注文できる仕組みです。スタッフが注文を取りに行く手間が省け、繁忙時間帯でもスムーズなオペレーションが可能になります。

オーダー内容はPOSシステムに自動で反映されるため、会計や在庫管理との連動ができます。オーダー管理機能とQRオーダーシステムの組み合わせは、人手不足への対応や業務効率化に大きな効果を発揮します。

飲食店経営者が選ぶべきPOSシステム6選


飲食店向けのPOSシステムについて6社ご紹介します。

製品名 向いている事業者 提供企業
E-POS SYSTEM 4
  • 高度なカスタマイズや複数店舗管理が必要な飲食店
  • 繁忙期でも安定したオペレーションを求める店舗
  • 在庫・売上・顧客データを統合的に活用したい事業者
株式会社エクストリンク
ハピレジ
  • 繁忙期やピークタイムの業務効率を向上させたい飲食店
  • キャッシュレス決済やモバイルオーダーを導入したい店舗
  • 多様なオペレーションに柔軟対応したい事業者
株式会社Mt.SQUARE
ワンレジ
  • 飲食店運営を効率化し売上向上を目指したい事業者
  • キャッシュレスやセルフオーダー機能を活用したい店舗
  • HACCP対応や給与計算機能をPOSと連携したい経営者
株式会社スカイダイニング
ユビレジ
  • 簡単操作で現場に浸透しやすいPOSレジを求める店舗
  • QRオーダーやキャッシュレス決済で顧客満足度を高めたい事業者
  • 人手不足解消と業務効率化を同時に進めたい飲食店
株式会社ユビレジ
Airレジ
  • 初期費用を抑えたい小規模飲食店やカフェ
  • キャッシュレス決済や売上管理を簡単に導入したい店舗
  • 売上分析や日報作成を効率化したい事業者
株式会社リクルート
POS+ food(ポスタス)
  • テイクアウトやデリバリー対応で販売チャネルを拡大したい飲食店
  • キャッシュレス決済やモバイルオーダーで顧客体験を向上させたい店舗
  • 多店舗運営で売上・在庫を一元管理したい事業者
ポスタス株式会社

POSシステムの導入で、オーダー管理やテーブル管理、会計処理を効率化でき、ピークタイムの混雑を緩和できます。

その結果、スタッフの負担を減らしながらスムーズな店舗運営を実現できるようになります。それぞれ詳しく解説していきます。

E-POS SYSTEM 4

引用元:株式会社エクストリンク公式Webサイト
E-POS SYSTEM 4は、飲食店運営に必要な多彩な機能をオールインワンで提供するクラウド型総合業務管理システムです。

売上管理や集計分析、オーダー管理はもちろん、顧客管理や販売促進、予約管理、スタッフの勤怠管理まで一括してカバーし、飲食店経営を多角的にサポートします。

セルフオーダー機能やキャッシュレス決済、自動釣銭機との連携に加え、楽天ポイント・dポイント・Pontaポイントなどの共通ポイントにも対応しており、顧客満足度の向上やリピーター獲得にも効果的です。さらに、ABC分析・FL分析などの高度な売上分析機能を備え、データに基づいた経営判断を支援します。

【料金】

  • 要問い合わせ

【向いている事業者】

  • 多機能なPOSシステムで店舗運営を一元管理したい飲食店
  • 売上分析や販売促進、予約管理を含めた総合的な経営支援を求める事業者
  • セルフオーダーやキャッシュレス決済、共通ポイント対応で顧客満足度を高めたい店舗

【主な機能】

  • 売上管理・集計分析(ABC分析・FL分析)
  • オーダー管理機能
  • 顧客管理機能
  • 販売促進アプリ連携
  • 予約一元管理機能
  • 勤怠管理機能
  • セルフオーダー機能
  • キャッシュレス決済・自動釣銭機連動
  • 共通ポイント対応(楽天・dポイント・Pontaポイント等)

Airレジ

引用元:Airレジ公式Webサイト
Airレジは、シンプルで使いやすい操作性を備えた無料のPOSレジアプリです。

初めてPOSレジを導入する飲食店でも簡単に操作できる設計で、商品登録や会計業務を効率化し、日々のレジ締めや売上分析の負担を大幅に軽減します。キャッシュレス決済(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済)や売上管理、クラウド会計ソフトとの自動連携に対応しており、月額費用が0円で利用できる点も大きな魅力です。

繁忙期にもレジ業務をスムーズに回せるため、小規模店舗やカフェに特に適しています。

【料金】

  • 0円/月

【向いている事業者】

  • 初期費用を抑えたい飲食店や小規模店舗
  • キャッシュレス決済や売上管理を簡単に導入したい事業者
  • 売上分析や日報作成を効率化したい店舗

【主な機能】

  • 会計・売上管理機能
  • キャッシュレス決済対応(クレジットカード・電子マネー・QRコード決済)
  • クラウド会計ソフトとの自動連携
  • セルフオーダー・キッチンモニター対応

ハピレジ

引用元:ハピレジWebサイト
ハピレジは、飲食店の業務効率化と顧客満足度の向上を同時に実現するタブレット型POSレジです。

基本機能のPOSレジに加えて、モバイルオーダーやテーブルトップオーダーといった多彩なオプション機能を組み合わせることで、繁忙期のピークタイムでもスムーズなオペレーションを可能にします。キャッシュレス決済やセルフレジにも対応しており、人手不足対策としても有効です。

【料金】

  • 要問い合わせ

【向いている事業者】

  • 繁忙期やピークタイムの業務効率を向上させたい飲食店
  • キャッシュレス決済やモバイルオーダーを導入したい店舗
  • 多様なオペレーションに柔軟に対応できるPOSレジを求める事業者

【主な機能】

  • POSレジ基本機能:売上集計・リアルタイムレポート
  • モバイルオーダー:スマホから直接注文可能
  • テーブルトップオーダー:タブレット端末でセルフオーダー対応
  • キャッシュレス決済:クレジットカード・電子マネー・QRコード対応
  • セルフレジ機能:省人化と回転率アップに貢献

ワンレジ

引用元:ワンレジWebサイト
ワンレジは、飲食店の現場ニーズを反映して設計された飲食店特化型POSレジシステムです。

会計・売上管理をはじめ、キャッシュレス決済やセルフオーダー、給与計算、衛生管理(HACCP)など、店舗運営に必要な機能を一元化できます。現場を熟知した開発者による手厚いサポートも特徴で、経営者の負担軽減に直結する仕組みが整っています。

【料金】

  • 要問い合わせ

【向いている事業者】

  • 飲食店運営を効率化し、売上向上を目指したい事業者
  • キャッシュレスやセルフオーダー機能を活用したい店舗
  • HACCP対応や給与計算機能をPOSレジに統合したい経営者

【主な機能】

  • POSレジ基本機能:売上・在庫管理、レジ会計
  • キャッシュレス決済:多様な決済方法に対応
  • セルフオーダー機能:省人化とオペレーション効率化を実現
  • 衛生管理(HACCP)対応機能
  • 給与計算機能を含む統合業務システム
  • 不正防止機能によるリスク管理

ユビレジ

引用元:ユビレジWebサイト
ユビレジは、「カンタンがいちばん」をコンセプトにした直感的な操作性が魅力のタブレット型POSレジです。

レジ機能に加え、売上管理や顧客管理、QRオーダー、キャッシュレス決済までオールインワンでサポートします。さらに、基幹システムや会計システムとの連携にも対応しており、店舗運営の効率化と売上向上の両立が可能です。

【料金】

  • 6,900円~/月

【向いている事業者】

  • 簡単操作のPOSレジを導入したい飲食店
  • 人手不足を解消し、効率的なオペレーションを求める事業者
  • QRオーダーやキャッシュレス決済を活用して顧客満足度を高めたい店舗

【主な機能】

  • 簡単で直感的な操作性
  • 売上管理・顧客管理機能
  • QRオーダー&決済機能
  • システム連携(基幹・会計システム対応)
  • リピーター育成を支援する顧客情報管理

POS+ food

引用元:POS+ foodWebサイト
POS+ foodは、飲食店の業務効率化を追求したクラウド型POSシステムです。

iPadを活用した直感的でシンプルな操作性が特徴で、初めてPOSシステムを導入する店舗でも安心して利用できます。レジ機能や売上管理に加え、キャッシュレス決済、テイクアウト、モバイルオーダーなど飲食店に特化した多彩な機能を搭載しています。

さらに、多言語対応やセルフオーダー機能を備えており、インバウンド需要や幅広い顧客層への対応も可能です。多店舗展開での一元管理を目指す事業者にとっても有力な選択肢となります。

【料金】

  • 14,000円~/月

【向いている事業者】

  • テイクアウトやデリバリー対応で販売チャネルを拡大したい飲食店
  • キャッシュレス決済やモバイルオーダーで顧客体験を向上させたい店舗
  • 多店舗展開を行い、リアルタイムで売上や在庫を一元管理したい事業者

【主な機能】

  • レジ・売上管理
  • 顧客分析・商品分析
  • 複数店舗管理機能
  • セルフオーダー機能
  • キャッシュレス決済対応
  • テイクアウト・デリバリー対応

スマセル

飲食店がPOSシステムの導入前に確認すべき点


POSシステムは多機能で便利な一方、導入の仕方を誤ると「想定外のコスト増」や「現場への定着不良」といった問題が発生することがあります。

ここでは、飲食店がPOSシステム導入前に確認すべき3つの重要なポイントを解説します。

店舗の業態・規模に適したシステム構成

POSシステムは、カフェや居酒屋、レストランなど業態ごとに求められる機能が異なります。

例えば、回転率の高いカフェではスピーディな会計機能やキャッシュレス決済が重視されます。一方、複数人での利用が多くグループでの会計が多い居酒屋では、テーブルごとのオーダー管理や割り勘対応が必要でしょう。

また、単店舗と多店舗展開でも必要な機能は異なり、複数店舗を運営する場合は売上や在庫を一元管理できるシステムが求められます。

サポート体制・保守メンテナンス内容

POSシステムは導入後のサポート体制や保守メンテナンスも重要な選定基準です。

システム障害やトラブル発生時に、迅速に対応してくれるサポートがあるかどうかで、現場の安心感が大きく変わります。特に繁忙期にトラブルが起きると売上にも直結するため、サポート時間・対応方法・追加費用の有無は事前に確認しておく必要があります。

24時間対応やリモートサポートの有無も、安定した運用には欠かせません。

必要な周辺機器とその互換性

POSシステムは、本体だけでなく、レシートプリンター・キャッシュドロワー・バーコードスキャナーなど、さまざまな周辺機器と連動して使用します。

導入予定のシステムが既存機器と互換性があるのか、あるいは新たな購入が必要なのかを事前に確認しないと、想定外のコストが発生することがあります。さらに、モバイルオーダー端末やセルフレジ、キッチンディスプレイなどの拡張性も確認が必要です。

店舗の成長や業務改善に応じて柔軟に機能を拡張できるシステムであれば、長期的な運用コストや負担を抑えることができます。

スマセルとPOSシステムの連携で飲食店経営を強化


近年、飲食店経営においては訪日外国人への対応や人手不足の解消、販売促進の強化が重要な課題となっています。ここで注目されているのが、QRオーダーシステム「スマセル」です。

スマセルは、お客様が自身のスマートフォンでQRコードを読み込み、写真付きメニューを直感的に操作して注文できる仕組みを提供しています。多言語対応にも優れており、増え続ける外国人観光客への対応をスムーズにし、スタッフの負担軽減にもつながります。

また、スマセルには販促機能が搭載されており、LINE公式アカウントや販促アプリと連携することで、精度の高い情報配信やリピーター獲得施策を実施できます。単なるオーダーシステムではなく、集客と売上拡大の両面を支援するツールとして活用できるのが特徴です。加えて、スマセルはPOSシステムや顧客管理システムとも連動可能です。たとえばE-POS SYSTEM 4と組み合わせることで、注文データ・売上・顧客情報を一元管理し、販売促進から経営分析までをスムーズに連携できます。

このように、スマセルとPOSシステムの連携は、店舗運営の効率化だけでなく、外国人対応・集客強化・データ活用の実現が可能です。

まとめ

飲食店向けのPOSシステムには、それぞれ特徴があり、業態・店舗規模・経営課題に合わせて最適な選択をすることが重要になります。

また、スマセルのようなQRオーダーシステムとの連携は、業務効率化だけでなく、訪日外国人対応や販売促進、顧客管理までを一体的にサポートし、競争力を大幅に向上させます。POSシステムの導入では、自店舗の課題や目的を明確にし、導入前に業態・規模・サポート体制・周辺機器の互換性を確認することが大切です。

最適なPOSシステムを選び、日々の業務改善だけでなく、売上アップや顧客満足度向上につなげましょう。

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